―今だからこそ腑に落ちる曲―

 

本日紹介するのは、ゲスの極み乙女。の

 

「猟奇的なキスを私にして」

 

です。

 

 

一連の騒動のあおりで、本日2016年10月3日付けでゲスの極み乙女。およびindigo la endの活動自粛が発表されたわけでありまして、もうこれは音楽ブログをやっている身としてスルーするわけにもいかないだろうと。結構センシティブなところに突っ込むことになるかもしれないですが、コメント欄を解放してこちらもリスクを負っているのでそこはお互い様ということで。ノーガードでつづっていきます。

 

一連の騒動については、みなさまご存知のことと思いますのであえてご説明するまでもないと思いますが、これに関わる全ての人の行動がこれほどまでに裏目にでるものですかね。おもしろいくらい逆へ逆へといってますよね。

まぁそれはそれぞれの選択の結果だから仕方ない。とはいえ一連の川谷くんの行動は一般常識からしておバカという他にない。とにかく反省してください。だからといって、今回、彼の所属バンド2つの活動自粛に踏み切ったのは本当にナンセンスだと思うんです。

判断したのはメンバーなのか事務所なのかあるいは両者の意見によるものなのか分かりませんが、いくらこの手厳しいご時世でもちょっと違うなと思わざるを得ないといいますか…

 

だって、自粛したって未成年に飲酒をさせた事実が消えることはないし、それが許されるわけでもないじゃないですか。期待できる効果といえば、せいぜい世間の過渡的なバッシングを避けられるくらいですよね。

一時停止になってしまいましたが、ニューアルバム「達磨林檎」の発売も控えており、それに先駆けて新しいアーティスト写真が既にアップされていることなどからすれば、相当なお金もかけて水面下で色々仕込みをしていたはずであり、それへの打撃を考えただけでも影響は大きい。

何よりも一連の騒動を受けてもついてきている献身的なファンも多く、そういったバンドにとって大切な存在を最も悲しませる活動の自粛をするべきなのでしょうか?

 

果たして音楽活動をストップすることにどれだけの意味があるのか。活動自粛によって失うものこそあれ、得られるものはあるのか。

 

「ロックバンドなんだから自粛するなんておかしいだろ」なんていう音楽にかこつけて逃げることを容認するような主張をするつもりはさらさらありません。僕がしたいのは「本当に論理的に、実際的に考えて今回の判断したのか?」っていう問題提起です。

もし、本当に真剣かつ聡明な議論の上に今回の判断があるのならロックバンドであろうとその判断は尊重すべきだと思うのですが、どうしてもそうは思えなくて。なんか騒動に対応することに事務所やらが疲れてしまった感があるというか、世間からのあまりのバッシングの強さにヒヨってしまったように見えるというか。

うーん。とにかく残念です。すごく。

 

彼の行動を批判する方もちょっとやりすぎですよね。マスコミもネットも目もあてられないくらい無秩序に攻撃しています(しかもその多くが適切な内容を伴っていないのだから輪をかけてひどい)。

ネットが広く普及してから、日本人の陰湿な部分が全体的に助長されたと思っているのは僕だけでしょうか。怖いのは、その各々の陰湿さが創出した積もり積もった社会への不満が、こういったパブリックな人の不適切な行動をトリガーにして、それを行った人に向かって集中砲火的にぶつけられるということ。今回の一連の騒動は、たまたまそのターゲットになっただけだと思うんです。こんな攻撃されたらひとたまりもないですよ。人格崩壊まったなし。

彼の行動が悪いことはもう明らかなんだから、必要な批判さえすればもういいだろうと。

(自分もこの話題をネタにしている以上、その一端を担ってしまっている可能性があることは反省します。)

 

とにかく、これ以上はそっとしておくのがベストなんじゃないかと考える次第です。

 

少しだけと言いながらかなり長くなってしまいました。すみません。

では、短いながら曲紹介を致します。

 

「猟奇的なキスを私にして」は同タイトルのシングルおよびアルバム「魅力がすごいよ」に収録されています。

 

「猟奇的なキスを私にして」ジャケット

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(オフィシャルHPより引用)

 

「魅力がすごいよ」ジャケット

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(オフィシャルHPより引用)

 

それでは、MVをどうぞ。

 

画像クリックで動画再生スタート

(YouTubeより引用)

 

すごいタイトル・歌詞の曲ですよね。でも、僕は彼だからこそ作れるこの「猟奇的なキスを私にして」というフレーズがすごく好きです。特に一連の報道を経てから。だって、ごくごく平凡な恋愛をしている人がこんなフレーズ思いつきますか?

この騒動を知るまでは、川谷くんってもっとピュアなイメージだったので、曲にリアルさがなくて妙な違和感を感じていたんです。でも、彼のエグい部分が見えて、「ああ、そうなんだ。それならリアルじゃん。」って喉のつっかえがとれたんですよね。

 

しばしば「音楽に罪はない」なんて言葉がありますが、僕は音楽が罪を負うこともあると思います。音楽には、作曲者や演奏者の魂がのっている(あるいは、(あえて)のせていない)からこそ面白いし、感動するので、その逆が成り立たないというのはあまりにもご都合主義だと思うからです。

 

この曲が罪を負ったとは言いませんが、彼のリアルな部分が付加されたことで重要な意味を感じられるようになったと捉えずにはいられません。

それを踏まえてこの曲を受け入れられるかどうかは人それぞれでしょう。ただ、こういった日でしたのでいてもたってもいられずあえて紹介させて頂きました。

 この記事が、読んでくださったみなさまにとって曲や音楽活動について改めて考える契機となれば幸いです。

 

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・猟奇的なキスを私にして

・魅力がすごいよ

 

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それでは。

 

この記事は、ゲスの極み乙女。の「猟奇的なキスを私にして」(作詞・作曲:川谷絵音)という曲のレビューです。