「ダイバージェントNEO」


まずは1作目「ダイバージェント」の感想を書いたもののコピー。(2014.7.11)

 最近は、「もしも」系の映画を観ると『あら探し』ばかりしているようで少し嫌なのだが、作る方ももう少しきちんと作って欲しいと感じてしまう。何がいけないかがうまく表現できないが、「登場人物の設定に一貫性がない」ってことかなぁ、「本当の正義ではない」ってことかなぁ、うーーーん。『スーパーマン』の人間的(?)すばらしさがあるから他の映画の登場人物が「どうしてそこで人を殺さなければならないかなぁ?」って思うことがよくある。

 この映画は、すごく面白いと思うよ。良い部分は後に書くかどうかは解らないが、・・・

 この映画の設定では、「戦争」で世界の秩序が不安定になっていたから、(たぶん人口も極端に減ってしまって)シカゴの街を囲い5つの思想に分けて生活していく事をすすめて上手くやってきた。これが100年間続いていた。完全に世代が変わっているので、この制度に不満を持ち変えていきたい気持ちは分かるが、これで100年やってきたと言えば上手い制度であろうし、たかだか100年の歴史しかない制度ならまた話し合いなどで決め直せば良いことだと思う。「無欲」がゆえにこの秩序を維持できると思われたから「政府」を取り仕切っていると言うことは解る。「政府」を奪いたいと考えた「博学」が裏でなにやら企んでいるということである。「平和」は、主に農業をしながら自由に生活しているから「政府」にあまり興味がないだろうから関わらなくてもしょうがないが、「高潔」は何をしているのだろう。「勇敢」はたぶん、単純な考え方(「暴力」とか「正義感」とかのかたまりの人たち。「脳みそが筋肉でできている」と言われそうな人たちだろう。)をしているので、コントロールが簡単だという設定だと思う。
 だから、主人公のように適正テストのときにあらゆる能力に秀でている、つまりどこかに属するとは判断できない、どこの属性の考え方もすべてできてしまう人物は、そのグループの主義を貫いて生きていけないから「異端者」と呼ばれて淘汰されていくという設定であると感じられた。
 しかし、人間って「異端者」のほうがはるかに多いと思うのだが・・・。
 主人公は、生まれは「無欲」だが適正テストで「異端者」と判断されこれを隠しているように言われていた。そして自分が選んだ生き方は、「勇敢」であった。昇進試験のようなものを受けるために、夢の中に仮想現実を作って訓練をするシーンがある。「勇敢」の多くのメンバーは、火事にあったり、カラスの大群に襲われたり、水が満たされる水槽に閉じ込められたりしたときからの脱出方法が限られているようだ。それをクリアできれば合格ということなのだが、主人公は「これは現実ではないわ!」と思って、現実ではあり得ない奇抜な考え方で夢から覚醒してしまう。このことが、「異端者」と判断される材料になってしまうのだが、これが奇抜な考えなら「勇敢」を始めとするそれぞれのグループの考え方は、偏っておりまた脆弱な考え方しかできない生き方になってしまう。これでは、人類は発展していかないだろう。「異端者」こそが、人類が繁栄していく重要なグループのはずなのだが・・・。100年前にそんなことも解らず、5つのグループにわけてしまったかなぁ・・・。
 それを、「勇敢」を薬でコントロールした兵隊として使い「政府」を自分たちのモノにしようと企む必要があったのだろうか。最終的に殺さなければならない事なのだろうか。「殺人」で何かが変わっていくのなら、その100年前の状況に戻っただけじゃないか。なにも学習していないことになる。
 
「そして我々は、追われる身になった。」みたいなナレーションで終わっていくという、正義なのか、レジスタンス扱いなのか、続編があるかのように見せたいのか、とにかく訳が分からないエンディングだった。

 『ジョン・カーター』のときにも思ったが、アメリカの女優って何だろう。男性主人公は「伊藤英明」のような、スパイダーマンの「ニューゴブリン」のような顔立ちでいかにも主人公ですという出で立ちだった。女性主人公が、うーーん、「作りが大きい」人が多いよな。嫌いじゃないんですが、なんか「可愛い」とは言えない人が多い。「立派、たくましい」と感じられる女性が多い。「ミランダ・カー」(女優ではないが・・・)、「ミラ・ジョヴォヴィッチ」(だんだん顔がタテに伸びてきて大きめになってきたかもしれないが)は可愛いと言えるのに、出演は少ないよな。「タイタニック」のローズや「Xファイル」のスカリーのような顔立ちの人が多い。今回は、「博学」の女性指揮官みたいな人も、同じような顔つきだった。映画を観ていて、「実は本当のお母さんは、この人です。」ってなるんじゃないかと思うくらい、主人公と女性指揮官の顔の作りは、大きく似ていた。嫌いじゃないんですよ、「SHELLY」も好きなんですが、作りの大きな顔のアメリカ人は、将来は必ずと言っていいほど体がでかくなる。SHELLYも、ハワイの女性のようにデカ尻、出っ腹になるのかが心配です。

 

そこで、今回の「NEO」

自分の文章を読んでびっくりした。世の中はこの異端者の方が多いし、異端者を認めない社会を作ってしまったからこんな脆弱な文化が進んでいると。

今回の問題解決が、その通りだった。この異端者が出たことで、5つに別れた狭い社会を解放する鍵になるのだということ。続編あるとは思っていなかったけど、やっぱり続編作っていたのね。アメリカ興行収入は、1週目は1位だって。1作目を抜いたって。